樺ザクラ バターケース


左は一般的な樺です。右は真樺(マカンバ)
2007.10 写真左のみ在庫あり

真樺は赤身が濃く緻密で硬い材質です。
最近中々手に入りません。


木は育つ環境により、木肌の色や木目に変化が現れます。蝶の鱗粉(鱗光色)のように見る角度で輝きが変化する、微細複雑な細胞構造が真珠にも似た美しい輝きを放す杢と呼ばれる木もあります。このバターケースは樺の少し杢かかった材で仕上げてます。しかしこのような材がいつも入手出来るわけではありません。




ナイフにも杢の縞模様が少し現れています。
植物は地球を救う
温暖化は我々の環境を変えております。1度平均温度が上昇すると東京が九州の気候になる、とも云われます。自然豊な北海道、でも昔のように贅沢に伐採し、気ままに使える良質の太い木は無いに等しいのが現実です。家具屋さんを覗いても国産材の家具はきわめて少なくなりました。植物は炭酸ガスを繊維の中に封じ込め、美味しい酸素を供給せてくれます。私の工房は、木に感謝しつつ、切り落とした派材まで大切に使うよう心がけております。このバターケースは大切に使っていただきますと100年や200年使えます。木製品を長く使うことは地球を救うことにもつながると考えます。私の町は年に一度植樹祭がおこなわれます。えぞ松や広葉樹を町有林に植えます。未来の住人のために